PAGE TOP

2025年3月期第2四半期業績

オカモト 、産業資材、生活用品とも増収増益

決算 2024-11-08

 オカモトの2025年3月期第2四半期(4~9月)業績は、売上高が544億8,900万円で前年同期比6.9%増、営業利益が49億1,900万円で同3.2%増、経常利益が50億1,500万円で同16.5%減、純利益が29億8,000万円で同34.9%減だった。

 セグメント別にみると、産業用製品は売上高が371億4,500万円で同8.6%増、営業利益が8億7,000万円で同5.5%増。フイルム製品は、一般用は受注が堅調に推移し増収、工業用は海外向けステッカー用が堅調で増収だった。建材用は堅調で前年同期並みを維持、多層は工業用と国内食品用は市場の冷え込みで需要減となったが、医療用の復調と輸出向け食品用が堅調で全体では増収だった。自動車内装材は中国で苦戦も北米市場が好調で増収。一方、フレキシブルコンテナは、石油化学向け需要が回復せず減収だった。

 生活用品は売上高が172億1,100万円で同3.6%増、営業利益が49億4,800万円で同2.7%増。コンドームは、国内は訪日客の増加により増収、海外も堅調に推移し増収だった。手袋は、家庭用は大手得意先で取引減少があり減収し、医療向けも市場価格下落により減収。産業用は自動車関連半導体向けが市況により不調も、製薬向けの新規が増えたことで前年同期並みを維持した。

 物流受託事業および太陽光発電事業を含むその他事業は、売上高が18億500万円で同5.9%増、営業利益が2億4,800万円で同25.2%増だった。

 2025年3月期業績は、売上高が111億円で同4.6%増、営業利益が92億5,000万円で同7.9%減、経常利益が104億円で同14.0%減、純利益が67億円で同9.3%減を計画している。

人気連載

  • マーケット
  • ゴム業界の常識
  • 海から考えるカーボンニュートラル
  • つたえること・つたわるもの
  • ベルギー
  • 気になったので聞いてみた
  • とある市場の天然ゴム先物