16年の廃タイヤリサイクル状況
リサイクル率は91%、1ポイント低下
タイヤ 2017-05-11
日本自動車タイヤ協会(=JATMA、池田育嗣会長)は4月26日、2016年の廃タイヤ(使用済みタイヤ)リサイクル状況を発表した。
それによると16年の廃タイヤ発生本数は9,400万本(前年比100万本減・比率で前年比1%減)、重量で99万7,000トン(同3,000トン減)となった。
発生量の内訳は、「タイヤ取替え時」が本数で8,100万本(同横ばい)、重量で87万9,000トン(同2,000トン増)と本数は同数ながら重量は増加した。これは、乗用車用タイヤの販売本数が減少し、小形トラック用およびトラック・バス用タイヤの販売本数が増加したことが影響している。
「廃車時」の発生量は廃車台数の減少に伴い、本数で1,300万本(同100万本減・同7%減)、重量で11万8,000トン(同4,000トン減・同3%減)となり、ともに減少した。
廃タイヤのリサイクル利用量は、合計90万3,000トンで前年より1万9,000トン減少。リサイクル率は91%と1ポイント低下した。