低燃費タイヤ普及への活動評価
JATMA 、LCA日本フォーラム表彰で会長賞
タイヤ 2022-02-28
日本自動車タイヤ協会(東正浩会長)は、LCA日本フォーラムが主催する「第18回LCA日本フォーラム表彰」で、「LCA日本フォーラム会長賞」を受賞した。同会は2014年に「奨励賞」を受賞しており、今回で2度目となる。
1月28日、表彰式が都内で行なわれ、表彰状・トロフィー授与の他、同協会・倉田健児専務理事による受賞挨拶および同協会環境部会・森永啓詩部会長による記念講演が行なわれた。
同表彰は、「製品のライフサイクルから環境負荷削減に取り組む企業、組織、研究者を応援する」ことを目的とし、製品のライフサイクルという観点から環境負荷削減に取り組む企業、組織、研究者などを対象に、ライフサイクルアセスメント(LCA)の実施に取り組む、もしくは積極的に活用する企業等を表彰する制度。日本国内のLCAに関わる産業界、学界、国公立機関の関係者が集うプラットフォームであるLCA日本フォーラムにより2004年度に創設され、今回で18回目を迎えた。
日本自動車タイヤ協会は、2012年にライフサイクルにおけるCO2排出量の算定方法を示す「タイヤのLCCO2算定ガイドラインVer2.0」を策定・公表し、タイヤ製造各社で活用されているほか、当該ガイドラインを用い4年に1度、国内市場における「使用段階」のCO2排出量削減効果を公表し、低燃費タイヤの普及を後押ししている。
2021年には、最新のデータを掲載し、ISOにも準拠した「タイヤのLCCO2算定ガイドラインVer3.0」を発行。また、ライフサイクルの中で排出量の最も多い「使用段階」において、消費者の協力を得るため、世界に先駆けてタイヤラベリング制度を業界自主基準として導入し、消費者にタイヤの環境性能と安全性能を解りやすく伝え、低燃費タイヤの普及に繋げ、継続的にCO2削減に取り組んでいる事など、業界一体となって、CO2排出量削減活動を推進している。
今回は、こうした継続的な取り組みが評価され受賞となった。
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