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安全と環境の両立を目指す

JATMA、新年賀詞交換会を開催

タイヤ 2025-01-28

 日本自動車タイヤ協会(JATMA)は1月23日、ホテルニューオータニ(東京都千代田区)で新年賀詞交換会を開催した。

あいさつする山本会長


 冒頭、あいさつに立った山本悟会長(住友ゴム工業社長)は、「先の見通せない不安定な世にあっても、人々の営みは絶えることなく続く。こうした営みの中には、経済活動も含まれる。我々は、自動車タイヤの供給という経済活動を通じて、人々の営みの中でも強く希求されるモビリティの実現に貢献している。自動車はモビリティの主役であり、自動車タイヤはこれを支える最重要商品の一つだ。自動車が社会的、技術的にどのような変革の波に洗われようとも、タイヤのこの位置付けが変わることはない。同時に、自動車タイヤの供給という我々の活動の達成すべき目標が「安全」と「環境」であることも変わらない。電動化をはじめとした自動車の技術進化の中でより高度な安全をいかに実現するか、これは我々にとって永遠の課題だ。また社会は、人々の営みの全ての側面においてサステナビリティを求める。自動車タイヤの供給という活動においても、全く同様だ。社会が求める安全と環境を高い次元で両立させて実現する、これこそが我々が求めてやまない世に提供すべき普遍的な価値だ。JATMAは、この普遍的な価値の提供を通し、グローバルなモビリティの発展に貢献していきたいと願っている。2025年においても、山積する課題の解決に向けて着実に歩みを進めていく」とあいさつした。

 続いて、来賓の伊吹英明経済産業省製造産業局長が「タイヤ業界では生産工程のDX化やCO2排出量削減などが課題として挙げられる。みなさんがこうした課題の解決に取り組むため、生産プロセスの見直しに伴う投資や、環境配慮型製品を高付加価値品として適切な価格で販売する際に、さまざまな政策、手段を通じて応援していきたい」とあいさつした。

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