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ゴムの栽培、加工、タイヤ生産まで追跡

コンチネンタルタイヤ・ジャパン、天然ゴムのサプライチェーンをデジタル化

タイヤ 2020-09-04


 コンチネンタルタイヤ・ジャパンは8月27日、ドイツ連邦経済協力開発省(BMZ)との協力により、インドネシアでのゴムの栽培から加工、タイヤ生産に至るまでのサプライチェーンを初めてシームレスで電子的に追跡可能にしたと発表した。

 同システムにより、ゴムの生産およびサプライチェーンを詳細に評価することが可能となり、GPSでマッピングされた生産エリア、生ゴムの配送、販売価格は、倉庫での納品時に直接システム内で文書化。生産エリアに紐づけて納入された生ゴムの量をチェックでき、納入量が予想生産量を超える場合はシステムに表示される。

 これにより、違法に伐採された地域など、登録されていない地域からゴムがサプライチェーンに入るのを防ぐことができ、自然破壊や地元の小規模農家の収入の改善に貢献する。

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