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4月8日タイヤの日 全国で安全啓発活動を実施

JATMA、羽生PAで定期点検の重要性訴求

タイヤ 2019-04-18

タイヤ点検を行う清水会長


 日本自動車タイヤ協会(JATMA、清水隆史会長=TOYO TIRE社長)は、「4月8日タイヤの日」に合わせ、4月8-20日に全国9カ所のパーキングエリア(PA)およびサービスエリア(SA)で安全啓発活動を実施。8日に行った東北自動車道・羽生PA・下り線での活動を報道陣に公開した。

 当日は清水会長らも出席し、13-16時のスケジュールで啓発活動を行った。会場では一般車両を対象にタイヤ点検やアンケート調査を実施するとともに、PA利用者にリーフレットやウェットティッシュなどの安全啓発グッズを配布。タイヤの内部構造やスリップサインが一目で分かるタイヤモデルなども展示し、定期的なタイヤ点検の大切さを訴求した。

 開会式であいさつした清水会長は、「タイヤの日は平成12年の創設以来、今年で20回目を迎えた。当協会が行ったアンケートでは、1カ月に1回以上のタイヤ点検を行うドライバーは約16%。またタイヤ点検の過去5年の集計でも、乗用車の4台に1台が空気圧不足となるなど、メンテナンスが十分とは言えない。本日の活動では、実際に走行して来たタイヤの状況を点検し、その結果をドライバーの皆様へ報告すること、さらには、日常のタイヤ点検が重要であることを直接お伝えすることができる貴重な機会となる。タイヤは自動車部品の中で、唯一道路と接する重要なパーツであり、きちんと点検・整備されていない場合、安全走行ができなくなるだけでなく、燃費の悪化にもつながる。このことを業界として、引き続き啓発していかなければならない」と述べた。

 後日、JATMAが発表した羽生PA下り線の点検結果によると、点検車両は24台、うちタイヤ整備不良は3台、不良率は12.5%となった。

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