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3月27日、祝典に約500人出席

コンチネンタルタイヤ、タイのグリーンフィールドタイヤ工場操業

タイヤ 2019-04-05

ニコライ・ゼッツァー氏(左から2番目)とDr.Somchai Harnhirun氏(中央)


 コンチネンタルタイヤは4月4日、タイのラヨーン県に建設したグリーンフィールドタイヤ工場(※1)が3月27日にグランドオープンしたと発表した。工場建設の投資金額は2億5,000万ユーロ(約310億円)。タイおよびアジア太平洋全域向けの乗用車・ライトトラック用プレミアムタイヤを2022年までに年間約400万本生産する計画。

 27日には同工場で祝典が行われ、タイ産業省副大臣のDr.Somchai Harnhirun氏をはじめ、コンチネンタル・タイヤ部門プレジデント兼コーポレート購買責任者のニコライ・ゼッツァー氏(※2)や同社経営陣、現地のプロジェクトチームおよび従業員、サプライヤー、ディーラー各社、学術機関の代表者など約500人が出席した。

 祝典の中で、ニコライ・ゼッツァー氏は「タイで当社初となるグリーンフィールドタイヤ工場の落成式を、皆様とともに行うことができ大変嬉しく思う。今回の投資はコンチネンタルのタイヤ部門が掲げる成長戦略『ビジョン2025』にとって不可欠で、世界規模で展開する当社のタイヤ製造のバランス改善につながるもの。アジア太平洋地域の生産能力が強化されるとともに、同地域でのお客様へのサービス向上につながる」とコメント。

 また、Dr.Somchai Harnhirun氏は祝賀スピーチの中で「新工場完成によりラヨーン県の経済発展とともに、タイ国内で何百にもおよぶ新規雇用が創出されることになる」と述べた。

(※1)=グリーンフィールド投資により建設されたタイヤ工場。グリーンフィールド投資とは新たな投資先国に法人を設立する形態の投資。(外務省HPより)

(※2)=同氏は4月1日付でオートモーティブグループへと異動し、新設のオートモーティブグループ役員会の報道官として経営戦略統合を担当している。

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