ブリヂストンは9月14日、伊ランボルギーニの新型超高性能スポーツ車「Revuelto (レヴエルト)SV」の単独タイヤサプライヤーとして、専用開発したセミスリックタイヤ「POTENZA RACE R」(ポテ ンザ レース アール)を納入すると発表した。

専用開発したセミスリックタイヤ「POTENZA RACE R」

 レヴエルトSVは、ランボルギーニの現フラッグシップ車「レブエルト」の進化版で、同社の「サンタアガタ・ボロニェーゼ(本社・工場の所在地)で製造された中で最強、最速のモデル」。同社創業年にちなみ1,963台限定で生産される特別な一台となっている。

 V型12気筒エンジンを持つ最高出力1,065psのハイブリッド式パワートレーンを搭載し、最高時速が345キロメートル以上、停止から時速100キロメートルの加速時間が2.4秒、同じく時速200キロメートルが6.7秒というスペックを確保した。そしてサーキットの独ホッケンハイム・リンクで、量販車最速のラップタイムを叩き出すほどの俊足を誇る。

ランボルギーニ「Revuelto SV」

 このモデルの専用タイヤとしてブリヂストンが開発したPOTENZA RACE Rは、同社が長年モータースポーツ活動で培ったコンパウンド技術を活用したセミスリックタイヤで、優れたドライグリップとハンドリングを実現した。

 新開発のトレッドパターンは、コーナリング時の剛性を高めつつ、サーキット走行での耐久性を向上し、ドライ路面での一層アグレッシブなパフォーマンスを支える。専用設計のコンパウンドは、素早くタイヤをウォームアップできるため、最初から最後のラップまで安定したタイムでの走行に貢献する。

 これらの技術によって、コーナリングスピードの向上、制動距離の短縮、そして爆発的な加速性能など、レヴエルトSVの卓越した走行性能を最大限、引き出せるようにした。公道走行にも対応した設計となっており、日常走行からサーキットまで、幅広いシーンでの高いパフォーマンスにつなげた。

 サイズは、フロントが265/35 ZR20、リアが345/30 ZR21となる。

 POTENZA RACE Rは、イタリア国内で開発・生産。ブリヂストンは、今回の開発では独自のシミュレーション技術に加え、バーチャル環境でのタイヤテストを活用した。その結果、開発段階でのタイヤ試作本数を大幅に削減し、原材料使用量とCO2排出量を最大60%削減できたとする。タイヤ開発工程の効率化によって、魅力的な商品を市場へ迅速に投入するとともに、サステナビリティにも貢献できたという。

 同社は、レヴエルトSV用タイヤとして、より市街地での走行を重視した「POTENZA SPORT」(ランフラットも選択可能)、冬用の「BLIZZAK LM005」も純正採用されており、年間を通じあらゆるシーンで、超高速を意味する「SV(Super Veloce)」を冠する超高性能スポーツ車の足元を支える。全てのタイヤに「ランボルギーニ専用開発マーク」が刻印されている。

 ブリヂストンは、2023 年からランボルギーニのグローバルオフィシャルテクニカルパートナーとして、グローバルな発表会・試乗会などの広報・マーケティング活動、 レーシングゲーム「ASPHALT LEGENDS」でのコラボレーションなど、両社のブランド価値向上に向けた共同施策・活動を展開している。

 さらにブリヂストンは、技術力と品質が認められ、ランボルギーニの高性能スポーツ車全ラインナップの独占タイヤサプライヤーの座を獲得しており、これまでも「Revuelto」や「Temerario」、「Fenomeno Roadster」などにタイヤを納入してきた。