「製膜」、「発泡」、「成型」。これら3つのコア技術を生かし、ゴムや樹脂から多様な製品を生み出すアキレス。その製品群は、自動車のシートに使用される合成皮革といった“車輌内装材”にまで及ぶ。同製品は生活雑貨向けのレザー素材としてスタートし、技術を磨き上げた結果、品質基準が厳格な自動車の内装材にも採用されるようになったもの。今後は「航空機分野でのメンテナンス需要や新たな地域での販路拡大をにらみながら、製品開発、営業活動を進めていく」と同社の車輌資材BU(ビジネスユニット)長、金田浩一氏は語る。同氏に車輌資材BUの歩みから現在地、今後の展望について聞いた。

執行役員 車輌資材BU長 兼 車輌資材販売部長
金田 浩一 氏

生活雑貨から自動車用内装材へ、技術の進歩は地道な積み上げから

 アキレスが車輌資材内装材の製造・販売に参入したのは1969年、会社設立から22年後のことだ。創業1年後に製造・販売を立ち上げた歴史の長い塩化ビニール(PVC)製品と、1962年に製造・販売開始した同社独自のポリウレタン(PU)製合成皮革「カブロン」を、生活雑貨の枠を超え“車輌内装材”として提案したことにその歴史は始まる。

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