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2024年3月期業績

住友理工、売上、利益ともに過去最高

決算 2024-05-09

 住友理工の2024年3月期業績(IFRS)は、売上高が6,154億4,900万円で前期比13.8%増、事業利益が370億3,300万円で同107.2%増、純利益が186億4,100万円で同178.9%増だった。売上高、各利益ともに過去最高。

 自動車用品は売上高が5,595億1,600万円で同16.5%増、事業利益が343億8,300万円で同132.7%増。顧客の減産からの回復、円安進行に伴う為替換算の影響もあり増収、利益面は販売数量増加や原燃料価格高騰分の一部価格転嫁等が寄与した。

 一般産業用品は売上高が559億3,300万円で同7.9%減、事業利益が26億5,000万円で同14.4%減。売上高は高圧ホースおよびプリンター向け機能部品の主要顧客での生産台数減少が、利益面は売上減少が響いた。

 所在地別の売上高は日本が2,361億円で同14.4%増、米州が1,836億円で同24.6%増、アジアが1,995億円で同5.3%増、欧州その他が706億円で同15.2%増。一方の事業利益は日本が99億円で同4.9倍、米州が82億円で同2.7倍、アジアが204億円で同30.5%増、欧州その他は15億円の損失(前期は25億円の損失)。

 2025年3月期業績は売上高が6,100億円で前期比0.9%減、事業利益が310億円で同16.3%減、純利益が161億円で同13.6%減を見込んでいる。

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