ポバール興業、総合接着・樹脂加工は増収減益

　ポバール興業の2024年3月期第3四半期（2023年4～12月）業績は、売上高が27億100万円で前年同期比2.2％増、営業利益が2億6,100万円で同4.0％減、経常利益が2億8,800万円で同0.3％増、純利益が1億6,800万円で同14.6％減だった。

　セグメント別にみると、総合接着・樹脂加工は売上高が22億1,500万円で同0.8％増、営業利益が2億9,500万円で同16.2％減。自動車・鉄鋼業界を中心に受注は底堅く推移。また、研磨関連製品は次世代半導体用研磨パッドの販売が拡大した。

　特殊設計機械は売上高が4億8,500万円で同8.9％増、営業利益が1,400万円（前年同期は2,900万円の損失）。新規顧客の開拓が奏功し、メカニカルシールなどの受注が好調に推移した。

　2024年3月期通期業績は、売上高36億2,300万円で前期比1.6％増、営業利益3億8,100万円で同3.5％増、経常利益4億1,000万円で同7.1％増、純利益2億3,800万円で同6.7％減を見込んでいる。