PAGE TOP

2023年3月期業績

ポバール興業、ベルト関連製品は1.1%増収

決算 2023-05-15

 ポバール興業の2023年3月期業績は、売上高が35億6,600万円で前期比2.6%増、営業利益が3億6,800万円で同0.5%減、経常利益が3億8,300万円で同0.7%増、純利益が2億5,600万円で同8.5%減だった。

 セグメント別にみると、総合接着・樹脂加工は売上高が29億5,000万円で同1.1%増、営業利益が4億5,700万円で同7.1%増。ベルト関連製品は、主に自動車・鉄鋼業界向けの需要が底堅く推移。研磨関連製品はディスプレイ向け製品の販売が回復基調に転じた。地域別にみると、国内の売上高は景気の持ち直しにより同社製品の販売はコロナ前の水準を超え同3.7%増。アジア地域は中国でロックダウンに伴う得意先での生産調整の影響などで販売量が減少し、タイを含めたアジア全体の売上高は同1.6%減となった。

 製品別売上高は、ベルト関連製品が14億6,200万円で同1.1%増、研磨関連製品が10億400万円で同4.5%増、樹脂加工製品が4億8,300万円で同5.2%減だった。

 特殊設計機械は売上高が6億1,500万円で同10.5%増、営業損失が2,200万円(前年同期は400万円の損失)。主に食品工場向けの需要が回復した。

 2024年3月期業績は、売上高36億2,300万円で前期比1.6%増、営業利益3億8,100万円で同3.5%増、経常利益4億1,000万円で同7.1%増、純利益2億3,800万円で同6.7%減を見込んでいる。

人気連載

  • マーケット
  • ゴム業界の常識
  • 海から考えるカーボンニュートラル
  • つたえること・つたわるもの
  • ベルギー
  • 気になったので聞いてみた
  • とある市場の天然ゴム先物