2023年3月期第3四半期業績
アキレス、プラスチック事業、産業資材事業とも増収減益
決算 2023-02-13
アキレスの2023年3月期第3四半期(2022年4~12月)業績は、売上高が630億5,000万円で前年同期比12.9%増、営業損失が4,900万円(前年同期は10億1,900万円の利益)、経常利益が4億900万円で同71.7%減、純利益が7,800万円で同91.1%減だった。
セグメント別のうち、プラスチック事業は売上高が324億1,600万円で同21.7%増、営業利益が18億6,000万円で同9.8%減。
【中間財】車輌内装用資材は、半導体不足などによる自動車メーカーの生産調整が世界的に改善し、好調に推移。化成品は、中国でのロックダウンや欧州エネルギー事情などの影響により、国内外でエレクトロニクス用、エクステリア用フィルムが苦戦したが、北米での医療用フィルムは大きく伸長した。建装資材は、床材・壁材がともに好調に推移した。中間財の売上高は303億6,400万円で同21.8%増となった。
【消費財】防災対策商品は、国内では苦戦したが、米国向けゴムボートは好調に推移した。消費財の売上高は20億5,200万円で同21.4%増となった。
産業資材事業は売上高が222億3,000万円で同6.3%増、営業利益が7億6,400万円で同38.5%減。
【中間財】ウレタンは、車輌用が回復しましたが、寝具用は苦戦。断熱資材は、ボード製品、パネル製品、スチレン製品ともに低調に推移した。工業資材は、半導体分野向けウエハー搬送用部材が国内、海外向けともに好調に推移した。中間財の売上高は216億100万円で同6.1%増となった。
通期業績予想を下方修正
同社は2023年3月期通期業績予想を下方修正した。それによると、売上高は第2四半期連結累計期間まではおおむね想定通りに推移したが、下期は市場の落ち込みや、業績予想時点の為替相場から円高に推移したため海外子会社売上高の円換算額が減少したことなどにより当初計画を下回る見込みとなり、通期売上高は前回予想をやや下回る見込み。
また、利益面はエネルギー・原材料価格や物流費上昇、円安の影響への対応として一層のコストダウン活動や価格改定を推進しているものの、コスト上昇分を補うには至らず、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益が前回予想を下回る見込み。
■2023年3月期通期業績予想
◇売上高=830億円(前回予想860億円、増減率3.5%減)◇営業損失=15億円(同1億円の利益)◇経常損失=9億円(同8億円の利益)◇純損失=7億円(同2億円の利益)
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