2024年3月期業績
アキレス、産業資材事業は減収増益
決算 2024-05-13
アキレスの2024年3月期業績は、売上高が786億700万円で前期比5.2%減、営業損失が9億5,800万円(前期は7億1,300万円の損失)、経常損失が1億7,100万円(同1億1,700万円の損失)、純損失が82億1,000万円(同12億400万円の損失)だった。
セグメント別のうち、プラスチック事業は売上高が400億4,700万円で同5.2%減、営業利益が9億9,100万円で同49.2%減となった。
プラスチック事業のうち、中間財の売上高は375億1,800万円で同4.8%減。車輌内装用資材は、中国市場は苦戦したが、国内および北米市場では自動車メーカーの生産が回復したことで好調に推移。フイルムは、国内外の流通在庫調整によりエレクトロニクス分野、医療・医薬分野が大きく低迷したほか、欧州の景気低迷によりエクステリア用フイルムも伸び悩み、低調に推移。建装資材は、床材が大型物件の受注やホームセンタールートの拡販で好調だったが、壁材は市況悪化の影響を受けて伸び悩み、全体では低調に推移した。
プラスチック事業のうち、消費財の売上高は25億2,900万円で同10.1%減。防災対策商品は、国内向けレスキューボートは好調だったが、救助用エアーテントおよび米国向けボートが苦戦し、低調に推移した。
産業資材事業は売上高が281億4,000万円で同4.0%減、営業利益が14億2,000万円で同59.8%増。
産業資材事業のうち、中間財の売上高は272億3,000万円で同4.4%減。ウレタンは、日用雑貨品や寝具向けの伸び悩んだことで低調に推移。断熱資材は、ボード製品は非住宅、戸建て向けは好調に推移したが、パネル製品、システム製品、スチレン製品が苦戦し、全体では低調に推移。工業資材は、半導体ウエハー搬送用部材が国内、海外向けともに低調に推移した。
2025年3月期業績は、売上高840億円で前期比6.9%増、営業利益2億円(前期は9億5,800万円の損失)、経常利益5億円(同1億7,100万円の損失)、純利益3億円(同82億1,000万円の損失)を見込んでいる。
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