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2024年3月期第2四半期業績

アキレス、産業資材事業は減収増益

決算 2023-11-09

 アキレスの2024年3月期第2四半期(2023年4~9月)業績は、売上高が381億8,200万円で前年同期比6.4%減、営業損失が5億1,900万円(前年同期は1億200万円の損失)、経常損失が4,500万円(同4億8,900万円の利益)、純利益が1億5,400万円で同7.3%減だった。

 セグメント別のうち、プラスチック事業は売上高が194億7,800万円で同8.6%減、営業利益が5億5,500万円で同59.6%減。

 そのうち中間財は売上高が184億4,100万円で同7.8%減。車輌内装用資材は、中国市場は苦戦したが、国内および北米市場では自動車メーカーの生産が回復したことで好調。フイルムは、国内外の流通在庫調整でエレクトロニクス分野、医療・医薬分野が大きく低迷したほか、欧州の景気低迷によりエクステリア用フィルムも伸び悩んだことで低調。建装資材は、壁材の新柄投入効果によりほぼ前年同期並みとなった。

 消費財の売上高は10億3,700万円で同21.4%減。防災対策商品は、米国市場でボートが伸び悩み低調だった。

 産業資材事業は売上高が137億1,300万円で同3.0%減、営業利益が6億3,400万円で同50.9%増。

 そのうち中間財は売上高が132億3,000万円で同3.5%減。ウレタンは、主用途の車輌用および寝具用ともに回復基調で推移。断熱資材は、戸建住宅向け、建築向けボード製品、スチレン製品が回復したが、全体としてはほぼ前年同期並みに推移。工業資材は、半導体分野向けウエハー搬送用部材が国内、海外向けともに低調に推移した。

 2024年3月期通期業績は、売上高825億円で前期比0.5%減、営業利益0百万円(前期は7億1,300万円の損失)、経常利益4億円(同1億1,700万円の損失)、純利益4億円(同12億400万円の損失)を見込んでいる。

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