PAGE TOP

2023年3月期第3四半期業績

住友理工、自動車用品は大幅増収、利益は黒字転換

決算 2023-02-01

 住友理工の2023年3月期第3四半期(2022年4~12月)業績(IFRS)は、売上高が3,951億600万円で前年同期比22.9%増、事業利益が57億7,400万円で同415.7%増、純損失が25億2,900万円(前年同期は46億4,400万円の損失)だった。

 事業セグメント別にみると、自動車用品は売上高が3,487億円で同25.8%増、事業利益が31億円(同24億円の損失)。一般産業用品は売上高が464億円で同4.5%増、事業利益が27億円で同24.3%減となった。

 所在地セグメント別みると、日本は売上高が1,506億円で同6.3%増、事業利益が9億円(同1億円の損失)。米州は売上高が1,052億円で同54.9%増、事業損失が42億円(同80億円の損失)。アジアは売上高が1,432億円で同17.6%増、事業利益が118億円で同7.2%増。欧州その他は売上高が440億円で同27.2%増、事業損失が24億円(同14億円の損失)となった。

通期業績予想を上方修正

 同社は2023年3月期通期業績予想を上方修正した。それによると、事業利益は原材料価格高騰分の一部売価反映に加え、経費支出の抑制などにより増額を見込んでいる。一方、米ドル、ユーロの金利が想定より上昇したことを受け、支払利息等の金融費用の増加を加味したとしている。

 ■2023年3月期通期業績予想
 ◇売上高=5,400億円(前回予想と変わらず)◇事業利益=135億円(前回予想120億円、増減率12.5%増)◇純利益=12億円(同10億円、同20.0%増)

人気連載

  • マーケット
  • ゴム業界の常識
  • 海から考えるカーボンニュートラル
  • つたえること・つたわるもの
  • ベルギー
  • 気になったので聞いてみた
  • とある市場の天然ゴム先物