日東工器、迅速流体継手事業は増収増益

　日東工器の2023年3月期第3四半期（2022年4～12月）業績は、売上高が213億5,000万円で前年同期比13.2％増、営業利益が29億2,700万円で同12.2％増、経常利益が31億円で同17.3％増、純利益が20億9,200万円で同13.1％増だった。

　セグメント別にみると、迅速流体継手事業は売上高が96億3,700万円で同14.8％増、営業利益が24億5,300万円で同25.0％増。設備投資需要で好調に推移し、増収増益となった。

　機械工具事業は売上高が65億200万円で同12.6％増、営業利益が5億1,000万円で同28.6％増。国内外の売上高が回復基調で推移したことで増収増益となった。

　リニア駆動ポンプ事業は売上高が35億3,300万円で同9.7％増、営業損失が4,300万円（前年同期は2億4,200万円の利益）。欧米の売上高が好調で増収となったものの、為替の影響、経費の増加および原価率の上昇などにより減益となった。

　建築機器事業は売上高が16億7,700万円で同13.8％増、営業利益が700万円で同5.1％減。建築資材の高騰や資材不足の影響を受けたものの、首都圏を中心に物件納入が好調だったことなどにより増収。利益は原価率の上昇などにより減益となった。

　2023年3月期通期業績は、売上高275億6,000万円で前期比9.0％増、営業利益36億2,000万円で同7.9％増、経常利益36億6,000万円で同4.1％増、純利益25億1,000万円で同30.2％増を計画している。