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2023年3月期第2四半期業績

朝日ラバー、自動車減産など響き減収減益

決算 2022-11-16

 朝日ラバーの2023年3月期第2四半期(2022年4~9月)業績は、売上高が35億7,800万円で前年同期比1.5%減、営業利益が1億3,500万円で同23.2%減、経常利益が1億4,300万円で同19.2%減、四半期純利益が1億1,200万円で同16.8%減だった。

 セグメント別にみると、工業用ゴム事業は売上高が28億8,300万円で同5.2%減、営業利益が2億2,900万円で同19.3%減。中国での新型コロナに伴うロックダウンの影響および自動車メーカーの減産影響を受け、自動車向け製品であるASA COLOR LEDなど車載用ゴム製品の売上高が減少。一方、RFIDタグ用ゴム製品は部品調達リスクが減少し、第2四半期に入り市場の需要が戻り始めたことにより受注が回復傾向となった。また、卓球ラケット用ラバーは前年度から好調が続き、増収だった。

 医療・衛生用ゴム事業は売上高が6億9,500万円で同17.5%増、営業利益が7,100万円で同27.9%増。通常の医療活動が回復傾向にあることから在庫調整の緩和が進み、引き続きプレフィルドシリンジガスケット製品や採血用・薬液混注用ゴム栓が増収となった。

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