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2022年12月期第3四半期業績

ニチリン、営業利益は0.7%減に

決算 2022-11-11

 ニチリンの2022年12月期第3四半期(1~9月)業績は、売上高が468億5,300万円で前年同期比8.9%増、営業利益が48億9,500万円で同0.7%減、経常利益が62億5,800万円で同14.9%増、四半期純利益が32億9,900万円で同6.5%減だった。

 セグメント別(「収益に関する会計基準」等の適用に伴い前年同期比は公表していない)みると、日本は売上高が232億8,600万円(前年同期は223億7,600万円)、営業利益が17億3,600万円(同13億9,100万円)。半導体等部品の供給不足により顧客の生産調整が継続したものの、国内顧客は昨年減産分の挽回生産が一部実施されたことや、円安に伴う外貨建て売上高が増加した。

 北米は売上高が78億9,300万円(同70億8,700万円)、営業利益が9,400万円(同1億3,000万円)。北米市場は、半導体等部品の供給不足の影響や物流網の混乱により顧客の生産調整が継続し、現地通貨ベースでの売上高は5.7%減少したものの円安の影響があった。一方、営業利益はニチリン-フレックス ユー・エス・エーでのサイバー攻撃に伴う特別費用9,600万円を計上した。

 中国は売上高が99億8,400万円(同84億9,100万円)、営業利益が11億4,100万円(同12億5,100万円)。新型コロナによる上海などでのロックダウンの影響を受けたが、6月以降は顧客の生産も回復しており、現地通貨ベースでの売り上げは1.9%増加、また円安の影響もあった。営業利益は物流費用の増加や新型コロナによる生産性の低下などが影響した。

 アジアは売上高が142億5,600万円(同126億3,400万円)、営業利益が22億6,400万円(同24億4,500万円)。半導体などの部品の供給不足により顧客の生産調整が継続し、現地通貨ベースでの売り上げは4.5%減少したものの円安の影響があった。

 欧州は売上高が35億400万円(同39億4,800万円)、営業損失が2億300万円(同4,600万円の損失)。昨年で複数の日系顧客が欧州工場を閉鎖したことに加え、半導体などの部品の供給不足やウクライナ情勢による顧客の生産調整が継続したことから、現地通貨ベースでの売り上げは15.3%減少。営業利益は、原材料価格やエネルギー価格の高騰が影響を受けた。

 通期業績予想を上方修正
 同社は2022年12月期通期業績予想を上方修正した。第3四半期業績および主要取引先である自動車メーカーの今後の生産見通しや円安進行などの外部環境を踏まえ、売上高、利益とも前回発表の予想を上回る見込みとしている。

 ■2022年12月期通期業績予想
 ◇売上高=655億円(前回予想609億円、増減率7.6%増)◇営業利益=73億円(同70億円、同4.3%増)◇経常利益=88億円(同72億円、同22.2%増)◇純利益=43億円(同30億円、同43.3%増)

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