人口で世界一、GDPで世界5位のインドが、合成ゴムの販売先として存在感を増している。世界的に需給が緩んだ際の売り先として、「調整弁」の機能を担わされていた過去と異なり、市場としての魅力が高まってきている。今では合成ゴムメーカーが積極的に拡販を進めている。

 2023年の合成ゴム販売状況は、自動車生産の回復傾向ほど販売環境が良くはなかった。自動車部品や合成ゴムそのものの在庫調整に加え、欧州、中国を中心に経済が低迷していたためだ。足元に関しては在庫こそ一巡したものの、経済への懸念は拭えず、合成ゴムメーカーは2024年に販売増を見込むも、全体の需要は慎重にみている。

 そうした環境の中で、

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