オカモトの2027年3月期第1四半期(2026年4~6月)業績は、売上高が289億2,300万円で前年同期比7.4%増、営業利益が15億4,900万円で同90.3%増、経常利益が25億3,400万円で同100.4%増、純利益が17億7,500万円で同270.9%増だった。

 セグメント別にみると、産業用製品は、売上高が208億800万円で同10.4%増、営業利益が2億1,600万円(前年同期は4億9,900万円の損失)。

 一般用フイルムは、中東情勢の影響による需要増および価格改定の実施により増収。工業用フイルムは、半導体関係を中心に堅調に推移し増収。建材用フイルムは、床材用を中心に安定して推移し前年同期並み。多層フイルムは、工業材料向け新規案件の早期立上および価格改定の実施により増収。壁紙は、価格改定前の需要増および価格改定の実施により増収。農業用フイルムは、価格改定前の需要増により増収となった。自動車内装材は、中国で政府補助金政策の変更に伴い販売が減少したものの、米国および国内の回復により増収。フレキシブルコンテナは、市場全体の需要増および価格改定の実施で増収となった。粘着テープは、市場全体での価格改定や中東情勢の影響により受注が増加し増収。工業テープは、眼鏡用テープの減少により減収となった。食品衛生用品のうち、ラップは、新規獲得および価格改定の実施により増収。食品用手袋は、中東情勢の影響による需要の増加で増収。食品用吸水・脱水シートであるピチット製品は、新規獲得および価格改定前の需要増により増収。研磨布紙等は、販売数量が増加し増収となった。

 生活用品は、売上高が80億5,000万円で同0.6%増、営業利益が17億4,000万円で同1.8%減。

 コンドームは、インバウンド需要の減少が見られ減収。また、海外向けは中国景気低迷の影響を受け販売数量は減少するも、為替の影響により増収となった。浣腸は、主要卸からの受注減少により減収。除湿剤は、梅雨入り後に気温が十分に上昇しなかったことから需要が伸び悩み減収となった。手袋のうち、家庭用手袋は新規獲得および中東情勢の影響による使い捨てタイプの需要増があり増収。医療用手袋は中東情勢の影響による需要増があり増収。作業・工業用手袋は概ね安定して推移し前年同期並みとなった。メディカル製品のうち滅菌器は、歯科向けが減少し減収となった。ブーツは、取引先を集約し販売ルートを整理したことにより減収。シューズは、スニーカー販売数量の減少、革靴はビジネス需要の減少傾向が続き減収となった。

 物流受託事業および太陽光発電事業を含むその他は、売上高が9億9,400万円で同14.6%増、営業利益が1億4,100万円で同43.0%増となった。

 業績予想を上方修正

 同社は2027年3月期第2四半期業績予想および2027年3月期通期業績予想を上方修正した。第1四半期は、全体では当初想定していた為替レートより円安に推移したこと、産業用製品事業が中東情勢による原材料高に見舞われたものの、受注増と価格改定が寄与したことおよび前期に利益を圧迫したアンチモン価格が下がったことなどにより業績を押し上げた。第2四半期および通期も当該状況が一定期間継続すると想定されるため、前回予想を上回る見込み。

 ■2027年3月期第2四半期業績予想
 ◇売上高=580億円(前回予想560億円、増減率3.6%増)◇営業利益=38億円(同27億円、同40.7%増)◇経常利益=49億円(同36億円、同36.1%増)◇純利益=30億円(同24億円、同25.0%増)

 ■2027年3月期通期業績予想
 ◇売上高=1,150億円(前回予想1,140億円、増減率0.9%増)◇営業利益=67億円(同60億円、同11.7%増)◇経常利益=87億円(同76億円、同14.5%増◇純利益=57億円(同48億円、同18.8%増)