デンカの2027年3月期第1四半期(2026年4~6月)連結業績は、売上高が969億7,700万円で前年同期比3.1%増、営業利益が109億9,300万円で同377.6%増、経常利益が94億7,500万円で同466.8%増、純利益が同43.2%減の28億4,300万円だった。

 原燃料価格の高騰に応じた販価見直しや、円安効果で増収。営業・経常利益は、原燃料価格高騰前の在庫販売などにより増加したが、純利益は米子会社デンカパフォーマンスエラストマーの事業整理などで特別損失を計上したためマイナスだった。

 セグメント別のうち、エラストマー・インフラソリューション部門は売上高が236億6,900万円で同8.3%減だった。営業利益は、米子会社の設備停止などで収益性を改善し、前年同期の赤字を27億4,100万円の黒字に転換した

 クロロプレンゴムの需要は前年並みだったが、米国からの出荷品を青海工場(新潟県糸魚川市)製に切り替えて収益性を高めた。

 業績予想は、第2四半期については中東情勢の影響を考慮し売上高を下方修正、営業・経常利益を上方修正した。ただ、通期予想は先行きが不透明なため、2026年5月の公表値を据え置き、売上高が4500億円で前期比17.1%増、営業利益が300億円で同14.4%増、経常利益が200億円で同3.7%増、当期純利益が160億円で同1.9%増とした。通期の見直しは、第2四半期連結決算発表時に公表を予定する。