2020年は新型コロナウイルスの世界的な感染拡大に振り回された年だった。依然として収束の見通しは立っていないものの、経済は回復の兆しを見せつつある。世界の中でいち早く回復に向かっている中国は、様々な統計で前年実績を上回る数字が出てきており、日本国内も自動車生産の回復とともに秋口から急激な上昇カーブを描いている。新型コロナの影響について、ゴム業界関係者からは「今年の落ち込みも相当なものだったが、リーマン・ショックの時と比べれば、まだマシだ」という声が聞かれる。実際はどうなのか。各種統計からその影響度を紐解いてみる。

 2008年9月のリーマン・ブラザーズの経営破綻に端を発したリーマン・ショック。その前年に当たる2007年は、ゴム製品の生産新ゴム量(経済産業省統計)が過去最高(生産新ゴム量の統計は2013年が最後)の166万424トンを記録し、業界全体が活況に沸いていた。ただ、リーマン・ショックによる

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