最新の排出削減手法を発信
「カーボンニュートラル展」が東京ビッグサイトで開催
その他 2026-01-27
ものづくりの脱炭素化を支援する最新技術・手法を発信する展示会「第4回製造業カーボンニュートラル展」が、1月21~23日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催された。電力会社や電気メーカー、IoTスタートアップ、リフォーム関連など27社が出展し、2050年のカーボンニュートラル(温室効果ガス排出実質ゼロ)を目指す製造現場に向けて、さまざまなアイデアを披露した。

「第4回カーボンニュートラル展」の会場
今回の出展企業の多くは脱炭素化について、専門スタッフを擁する大手企業を除くとまだ制度の理解や現場での対応に苦慮するケースが散見されるとしていた。こうした中、スタートアップ各社は、予算が限られがちな中小企業にも利用しやすい情報サービスや二酸化炭素(CO2)排出の管理手法の提案を競った。
まず国内最大のエネルギーマーケットプレイスを運営するenechain(東京都港区)は、年間1万2,000円で利用できる脱炭素化のeラーニングサービス「gCamp」によってスタッフ育成を支援するという。
また、Green AI(同千代田区)は5,000種設定した脱炭素化施策の優先順位や補助金活用を製造現場の状況に合わせてアドバイスするシステム、SIRC(大阪府大阪市)はカーボンフットプリント(CO2の排出履歴)を見える化するIoT電力センサユニットの低額プランをそれぞれ出展。大同生命保険は、中小企業向けに商品化した初期費用と維持費が不要な太陽光発電の導入サービス(PPAモデル)を訴求した。

関電エネルギーソリューションの空調省エネ制御
既存設備の改善によるCO2排出削減では、関西電力グループの関電エネルギーソリューションが、空調の快適性を損なわずに電力消費を1~2割削減できる独自手法「おまかSave-Air」を展示。パナソニック環境エンジニアリングは2026年中に試験販売を計画する「ガラス型ペロブスカイト太陽電池」を公開した。
外装リフォームを手掛けるトゥインクルワールド(東京都千代田区)や楽塗(同足立区)は、遮熱塗料を使用した工場修繕によるCO2の排出量削減効果を示した。
同展は、製造関連技術の総合展示会「ファクトリーイノベーションWeek 2026」のテーマの1つとして開催された。
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