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ゴム・樹脂関連企業が多数出展

「第18回総合試験機器展(TEST2025)」等が開催

工業用品 2025-09-19

 9月10~12日の期間、東京ビッグサイト(東京都江東区)で「第18回総合試験機器展(TEST2025)」、「測定計測展」、「第27回自動認識総合展」、「製造現場DX展」、「SENSOR EXPO JAPAN」の複合展示会が開催され、多数のゴム・樹脂関連企業が出展した。その中から主な企業の展示製品を紹介する。

 ■新東科学

 新東科学は、新製品の「フィルム引掻摩擦摩耗試験機/トライボギアTYPE:38F」などを稼働状態で展示。同機はプラスチックフィルムの引掻硬度に関する最新規格のJIS K7317:2022のほか、従来のJISおよびISO規格に対応する。さらに直感的で扱いやすく、再現性の高い安定したデータ取得を実現するほか、引掻速度や移動距離も任意に設定可能で、さまざまな試験条件を正確に再現できる。

 ■高分子計器

 高分子計器は、「自動ゴム硬度計P2plus」などを展示。同機は、X軸と回転軸の駆動ステージにより、複数試料の自動測定を実現した。引張試験に多く採用されている3号ダンベルを最大8個装填可能で、専用アプリケーションソフトによる測定データの表示・外部出力が可能となっている。

 ■東洋精機製作所

 東洋精機製作所は、新製品の「混練性・押出加工特性評価試験機/ラボプラストミルマイクロ4N100」などを展示。同機は、従来の小型特性評価試験機をフルモデルチェンジして開発された機種で、設置場所を選ばないデスクトップサイズの混練および押出試験機となっている。

 ■ニッタ

 ニッタは、新製品の「ユニフォーム向けリネンタグ」などを展示。同製品は、ユニフォーム管理に最適なタグとして開発され、①高い洗濯耐久性=工業洗濯乾燥テストで故障や読み取り距離の劣化なし②柔軟性=曲げ荷重を低減しユニフォームや取り付け用部材の損傷低減――といった特徴を有している。

 ■イナバゴム

 イナバゴムは、新開発「薄膜型触感センサSFCシリーズ」などを展示。同製品は、新開発の「薄膜型感圧導電ゴム」(厚み0.1ミリ)の採用により、裏面の両面テープ込みで0.4ミリというセンサの薄型化を実現している。さらに①幅広い電気抵抗値②軽荷重からの応答性③FPC基板使用④端子部の補強――といった特徴を有している。

 ■朝日ラバー

 朝日ラバーは、新製品の「やわらか保護カバー」などを展示。同製品は、柔軟性に優れるシリコーンゴムを用いて、センシング部品や電子基板などをカバーする提案製品。シリコーンゴムが有する耐候性も活かし、あらゆるデバイスに柔軟にフィット。過酷な使用環境から確実に保護する。

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