PAGE TOP

ゴム関連企業も出展し、製品・技術をアピール

製品開発技術展「Nープラス」などが開催

その他 2025-10-21

 「New」「Next」をプラスする製品開発技術展の「N-プラス」や、食品産業の複合展「FOOD展2025」が、10月15~17日の3日間、東京ビッグサイトで開催され、ゴム・樹脂・プラスチック関連企業も多数出展した。主な企業の展示内容を紹介する。

新東科学

新東科学のブース


 新東科学は、新製品でポータブルタイプの卓上型引掻試験機「トライボギアTYPE:38P/38F」を展示した。同機は、塗料やフィルム業界におけるJISなど各種試験規格に加えて、業界標準試験方法にも対応する試験機で、引掻き、摩擦、摩耗の各種試験を高精度で実施できる。

 さらに、ポータブル摩擦計「ミューズTYPE:94i-Ⅱ」も展示した。同機は、手持ちタイプのため現場において誰でも簡単に静摩擦係数を測定できる。また同機を進化させ、水平面だけではなく傾斜面や壁面、天井面などあらゆる角度の静摩擦係数が測定可能な「3DミューズTYPE:37i」も展示。これらは稼働状態でデモンストレーションされた。

共和ゴム

共和ゴムのブース


 共和ゴムは、独自開発のゴム素材「超高比重ゴム」などを展示した。「超高比重ゴム」は、鉄(比重7.8)と同等の比重(7.5)を有しながら、優れた柔軟性も備えている業界初の超高比重ゴム素材。「超高比重ゴム」の製品例として、優れた吸音性能と遮音性能を有する「共和フォーム」および優れた防振性能を発揮する「ビブラプレート」も展示した。

 さらに「カーボンペーパーとゴムの一体成型シート」、「アラミド繊維入りゴム」、「98度高硬度ゴム素材」、「超軟質ゴム(硬度8~20)」、異素材の一体成型・硬度差・表裏特性などの特徴を付与した「多層成形ゴム製品」といった独自技術で開発した製品も展示した。

ダンロップホームプロダクツ

ダンロップホームプロダクツのブース


 ダンロップホームプロダクツは、「食品衛生と作業性を両立する手袋のご提案」をテーマに多くの手袋を「FOOD展2025」に出品。中でも、熱い食材や油を扱う作業者向けに、繰り返し使える丈夫な手袋として、「ニトリル薄手№910、同911」をアピール。同製品は、①耐油性に優れ動物油脂にも強い②手のひら特殊表面処理加工で優れたグリップ性③裏毛が無く衛生的④衛生区域レベルで使い分け可能なブルー・ピンク・ホワイトの3色展開――という特徴を有している。

関連記事

人気連載

  • マーケット
  • ゴム業界の常識
  • 何を創る日本の半導体企業
  • つたえること・つたわるもの
  • ベルギー
  • 気になったので聞いてみた
  • とある市場の天然ゴム先物
  • 海から考えるカーボンニュートラル