日本建設機械工業会、通常総会および35周年記念式典を開催

　日本建設機械工業会（山本明会長＝コベルコ建機社長）は5月26日、シェラトン都ホテル東京（東京都港区）で令和7年度通常総会を開催した。

　総会では令和6年度事業報告、令和7年度事業計画、理事・監事の選任等が審議、決議された。役員改選では今吉琢也氏（コマツ社長兼CEO）が新たに副会長に就任した。

　今年設立35周年を迎えた同工業会では総会に先立ち、11月19日（いいじゅうき）を「建設機械の日」に制定する発表を行ったほか、11月23日には記念イベント「KENKIドリームDAY」を渋谷キャスト（東京都渋谷区）で開催することを告知した。また、総会後には35周年記念式典を開催。永年役員および業界功労者に対し表彰式を行った。

　式典後の懇親会では、山本会長があいさつし、「（業界の）ビッグイベントとしては、建設機械の日の制定と、11月23日のイベントの開催。イベントについては、皆さんにも是非見に行ってもらい、さまざまな意見を伺いたい。建機業界はなかなか、若い人が入ってもらえない状況だ。その中で、建機・土木に関する最新の技術、例えば、ゲーム世代が使えるような建機の開発なども進んでいる。そうした技術を肌で感じ、身近に感じてもらう機会としたい。

　もうひとつは、本日の35周年記念式典の開催。当工業会では、これまで先輩達が様々なことを継承し、大きくしていただいたことで35周年を迎えることができた。本日来賓として参加いただいている経済産業省の方々とも意見交換させていただきながら、当工業会をもっと良いものにしていきたい」と述べた。

　続いて、来賓を代表し、経済産業省大臣官房審議官の田中一成製造産業局担当があいさつ。先﨑正文副会長が乾杯の発声を行い、歓談に入った。