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新会長に櫻井氏(京都工芸繊維大学)が就任

日本ゴム協会、第14回定時社員総会を開催

その他 2025-05-27

 日本ゴム協会は5月19日、機械振興会館(東京都港区)で第14回定時社員総会、ならびに表彰式を行った。定時社員総会では任期満了による役員改選が行われ、新会長に櫻井伸一氏(京都工芸繊維大学)が就任したのをはじめ、副会長に大月正珠氏(ブリヂストン)、河原成元氏(長岡技術科学大学)、鳥澤浩司氏(東海興業)、渡邉順司氏(甲南大学)がそれぞれ就任。副会長では大月氏、河原氏は再任、他は新任になる。

あいさつする櫻井新会長


 定時社員総会では、網野直也会長があいさつした後、報告事項として2024年度事業と2025年度事業計画、収支予算の件――が報告され、①2024年度収支決算報告の件と同監査報告、②名誉会員推戴の件、③2025・2026年度役員選任の件――について審議、可決した。

 また、各支部長として関東支部支部長に川添真幸氏(横浜ゴム)、東海支部支部長に小林憲治氏(豊田合成)、関西支部支部長に北川紀樹氏(大阪ソーダ)、九州支部支部長に村上裕人氏(長崎大学)が就任した。

 櫻井新会長は「大役を賜り、身の引き締まる思いだ。定年退職まで2年。本日拝命した会長職も2年ということで、研究、学会、協会活動において、この期間を悔いの残らないものにしたい。活動方針としては、毎年の恒例行事を続けながら、国際交流も活発化させたい。アカデミック中心主義ではなく、会員各社の若手社員にも積極的に参画してもらい、希望するなら当協会から海外に派遣するなど、実のある政策を展開していきたい。また、来年はIRC2026が愛知で開催される。地元の委員の方に尽力頂いているので、当協会としてもサポートし、大成功に導いていきたい」と抱負を述べた。

 当日は引き続き、名誉会員に推薦、承認された圓藤紀代司氏、山田英介氏の表彰のほか、第37回日本ゴム協会賞、第63回ゴム技術功績賞、第72回優秀論文賞、第80回ゴム技術進歩賞、第17回日本ゴム協会科学技術奨励賞、第18回CERI若手奨励賞、第16回ブリヂストンソフトマテリアルフロンティア賞――の表彰式を行った。

 日本ゴム協会賞は、住友ゴム工業が「アクティブトレッド技術開発」で受賞。馬渕貴裕氏、富崎由佳理氏、安田理恵氏の3人が表彰された。

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