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支部交流会には約50人が参加

日本ゴム協会関東支部、技術講演会、支部交流会を開催

その他 2024-12-16

 日本ゴム協会関東支部は12月9日、東部ビル(東京都港区)で技術講演会および支部交流会を開催した。

 技術講演会では、化学物質評価研究機構の岩瀬由佳氏と名古屋工業大学の山本勝宏氏が、「実環境を想定したゴムのオゾン劣化に関する研究及び劣化評価技術の国際標準化動向」(岩瀬氏)、「中性子・X線反射率法による高分子薄膜の構造解析」(山本氏)のテーマで講演した。

 17時15分から開催された支部交流会にはおよそ50人が参加、盛況だった。

中嶋支部長


 冒頭、中嶋健関東支部長(東京科学大学)が「関東支部は今年、本部行事として夏期講座を担当し、支部としてのイベントも多数行ってきた。来年は年次大会を担当する。それに向けた準備もすでに始めている。ぜひ協力してもらいたい」とあいさつした。次に西敏夫日本ゴム協会元会長が「ゴムが(国内産業として)維持できているのは、分からないところがまだ一杯あるからだ。(全て)分かってしまうと、半導体のように日本は酷い目に遭う。分からないところ、秘密なところが一杯あるのがゴムの良いところだと思っている」と語り、乾杯の発声を行った。

西元会長


網野会長


 歓談の後、網野直也日本ゴム協会会長(横浜ゴム)が「日本ゴム協会会長として、とにかく交流を深めていきたいという話をしてきた。年次大会や夏期講座、エラストマー討論会も人を一杯集めようと話し、今年のエラストマー討論会には過去最高の人数に集まってもらった。本当にありがたい。こうした交流の場をどんどん続けていきたいと思う」と閉会のあいさつを行い散会した。

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