4月1日に社員決起集会開く
新生「アサヒシューズ」で飛躍誓う
その他 2017-04-12
1998年に経営破綻し再建を進めていたゴム履物企業アサヒコーポレーション(福岡県久留米市)は3月30日、福岡地裁から更生手続き終結の決定を受けたと発表した。また4月1日から社名をアサヒシューズ株式会社に改め、新たな飛躍へスタートを切った。
同社は1日午前、久留米シティプラザにおいて全国から社員約300人が集結して社員決起集会を開催した。
挨拶に立った木上勝征更生管財人(3月30日付で会長就任)は「新会社は無借金で、資本金の70%を社員が持っている。3年をめどに売上高150億円、営業利益10億円で上場できる体制とし、社員皆がアサヒで頑張ってよかったと思えるようにしたい。私もそれまで会長として頑張っていく」と語った。
次に佐藤栄一郎社長が「19年をかけて再生することができた。債権者はじめ地域の皆様、社員、退職した方など多くの人に多大な迷惑をかけたが、管財人や関係各位の支援により今日を迎えた。これからも靴を通して社会に貢献し、新生アサヒシューズを飛躍させていきたい」と挨拶した。
続いて牛島紀幸専務が中期経営計画について「2020年に売上高150億円を達成するため、アサヒスタイルによる靴小売・異業種小売との取り組みを強化し、ネット通販など新たな流通でも拡販策を推進する。さらに中国、アジアはじめ世界市場へ進出し拡大を図っていく。同時に久留米工場は生産増強に向け一層の設備投資、効率化、人材育成を実施していく。商品面では快歩主義、アサヒメディカルウォークなどの戦略ブランドとアサヒブランドの拡大を推進し、ロボット生産できる商品開発も進める」と説明した。
最後に木上管財人、吉岡・伊藤管財人補佐へ社員から花束贈呈があり、社員2人による決意表明が佐藤社長に対し行われ、平野労組委員長のがんばろう三唱で閉会した。
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