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18社28人が参加

東京ゴム薬品商同業会、味の素冷凍食品関東工場とSUBARU矢島工場を見学

その他 2019-06-27

ビジターセンターでの集合写真


 東京ゴム薬品商同業会(会長/椎名孝雄双龍産業社長)は6月18日、毎年恒例の見学会を26社のうち18社から28人が参加し開催した。今回の見学先は「味の素冷凍食品関東工場」(群馬県邑楽郡大泉町)及び「SUBARU群馬製作所矢島工場」(同太田市)。

 当日は午前8時に東京・中央区の双龍産業前を貸切バスで出発し、「味の素冷凍食品関東工場」へ。同工場は同社最大の冷凍食品工場で、餃子・焼売・炒飯などの冷凍中華食材を始め、ホテルやレストラン向けの業務用デザート類を生産しており、このうち見学したのは餃子及び業務用デザート生産ライン。餃子生産ラインには作業員が少なく、大半の製品を機械によって生産していた。これは衛生管理面や作業効率向上などのほか、肉類の原料価格が高いためコスト削減の意味合いもあるとのことだった。また業務用デザート類のラインでは、餃子のラインと対照的に、原料コストが安価なため作業員が多数働いていた。さらに日本人のみではなく海外の顧客の味覚に合致するように、13カ国の作業員が働いていた。

 貸切バスで「SUBARU群馬製作所矢島工場」へ移動。同工場は、同社主力工場の一つでレガシィ、インプレッサなどを生産しており、「プレス工程」、「ボディ溶接組立工程」、「最終組立工程、「完成検査工程」を見学した。プレス工程は型締力1,300‐5,000トンの巨大な複数台のプレス機が、溶接工程では複数台の溶接ロボットが稼働するなど、両工程はロボットが主役だったが、ボディにエンジンやドアなど複数の部品を取り付ける最終組立工程は、完全自動化が困難で人間が主役なのが印象的だった。また見学ラインが作業場から近く、各工程の作業を間近に見ることができた。

 最後に同社の歴代の車や、技術や安全への取り組みなどを紹介するスバルビジターセンターを見学した。

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