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石川会長「今期も高生産維持の見通し」

日本フルードパワー工業会が総会

その他 2019-05-20

 日本フルードパワー工業会は5月16日、東京都港区の東京プリンスホテルで第20回定時総会および懇親会を開催した。総会では、①平成30年度事業報告書および決算報告書(案)について②19年度事業計画書および収支予算書について③理事および監事選任について審議され、承認された。

あいさつする石川会長


 総会後に開催された懇親会には、関係者約200人が参加。冒頭、石川孝会長(TAIYO社長)があいさつに立ち、「今年度の需要見通しは、油圧機器の出荷額は対前年度比マイナス1.4%の4,000億円弱、空気圧製品は同マイナス2.5%の4,700億円弱という数字をまとめた。どちらも対前年度比マイナスという形ではあるが、出荷額の総額としては過去2番目に高い数字で、前年度よりもやや下がるものの、引き続き高い生産が維持されると見通している。

 工業会の活動としては、3つの取り組みを行う。1つ目は最新の国際情勢や技術に関する情報を的確に収集し、会員各社に提供する。2つ目は標準化事業を中心として産学連携の動きをさらに活性化していく。3つ目は会員企業の若手エンジニアの育成。特に3つ目はこれからの工業会を支えていく上で重要であると考えている。昨年度は、油圧装置調整技能士の国家試験対策の講座やトレーニングを開催し好評だった。実施にあたり、会員各社には多大なるご支援を頂き心より御礼申し上げる。今年も引き続き若手育成の取り組みに注力していきたい」と語った。

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