自動車、建機、工作機械など
需要業界の好調でゴム製品伸びる
その他 2018-02-05
17年の建設機械、内需・外需とも伸び19%の大幅増に
日本建設機械工業会がまとめた2017年(1-12月)の建設機械出荷金額は、総合計が2兆5,513億1,900万円で前年比19.1%増となり、3年ぶりの増加となった。
そのうち、内需はトラクタが同2.0%増、油圧ショベルが同19.2%増、ミニショベル同9.5%増など計8機種で増加し、内需全体では1兆181億3,300万円で同5.6%増と3年ぶりのプラスに。
外需はトラクタが同44.2%増、油圧ショベルが同28.1%増、ミニショベルが同19.6%増など計7機種と補給部品が増加し、外需全体では1兆5,331億8,600万円で同30.0%増となり、こちらも3年ぶりの増加となった。
12月単月の合計出荷金額は、2,180億5,700万円で前年同月比19.2%増となり、14カ月連続で増加。そのうち、内需は同8.8%減で4カ月連続のマイナス、外需は同41.6%増で14カ月連続のプラスとなった。
17年の工作機械、前年の大幅減から2桁プラスに
日本工作機械工業会がまとめた2017年(1-12月)の工作機械の販売額は、1兆4,672億8,500万円で前年比14.6%増となり、16年のマイナス(同16.4%減)から2桁のプラスに転じた。
17年は、自動車関連や半導体関連を中心に需要先業界が堅調で、設備投資需要の動きが拡大したことにより、年間を通じて概ね好調に推移した。月別では17年4月から12月まで、9カ月連続で前年同月実績を上回っている。
17年累計の需要業種をみると、「鉄鋼・非鉄金属」「金型」「航空機・造船・輸送用機械」は前年実績を下回ったものの、その他全ての業種で前年実績を上回り、いずれも2桁増となるなど好調だ。
外需の国・地域別受注額をみても、少数の国・地域を除きアジア、欧州、北米、中南米、オセアニア、中近東、アフリカの全ての地域でプラスとなっており、国内のみならず世界的に設備投資の動きが活発であることが分かる。
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