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柔軟性と高耐油・高耐摩耗性兼ねる

三菱ケミカル、「テファブロック」の新グレード開発

原材料 2017-06-29

 三菱ケミカルは6月29日、ポリエステル系熱可塑性エラストマー(以下TPC)「テファブロック」の新グレードを開発したと発表した。

 テファブロックは、TPC特有の高耐熱性・高耐油性・高耐摩耗性に加え、ポリカーボネートやABS樹脂など様々な硬質材料との熱融着性に優れた素材で、主にグリップ類やパッキンなどの2色成形分野で広く採用されている。

 テファブロックを含むTPCは高硬度領域(デュロメーター80A-50 D)では優れた耐油性・耐摩耗性を発現するが、低硬度(同50A-80A)になると性能が低下する特徴があり、予てから性能と柔軟性を兼ねるTPCが求められていた。

 今回発表した新グレードは、従来とは異なる特殊な材料設計を施すことで、ゴムの様なしなやかさ(同50Aまで対応可)と高硬度TPC並みの高い耐油性・耐摩耗性を両立させた画期的な素材。これらの性能が求められる自動車向け機構部品への採用が既に始まっており、今後はスキンクリーム耐性が必要とされる電動工具等の耐久消費財向けグリップ類など、従来品では対応が困難だった用途での採用が期待されている。

 なお、同社の前身の三菱化学ではTPCを「プリマロイ」の名称で販売していたが、今年4月に「テファブロック」へブランド統合した。

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