6月21日開催、48人が参加
日本ゴム精練工業会と日本ゴム機械懇話会が交流会を初開催
原材料 2024-07-02
日本ゴム精練工業会(略称=JPMA、野田明志会長=TPRノブカワ社長)および日本ゴム機械懇話会(略称=JRM、山中亨会長=ミクロ電子社長)は6月21日、ガーデンシティPREMIUM(東京都千代田区)で、「交流会」、「懇親会」を初開催した。
15時から17時30分の間「交流会」が開催され、①JPMA会長あいさつ~JPMAの概要紹介②JRM会長あいさつ~JRMの概要紹介③JRM会員企業の製品紹介④ゴム用機械に対する要望について⑤意見交換・Q&A――の各項目が行われた。

あいさつする野田JPMA会長
冒頭野田JPMA会長が「JRMとの交流会は、髙木康彦JRM前会長(関西ロール社長)との協議で開催が決まっていたが、コロナ禍で頓挫した。山中現会長と再度協議し、今日の開催となった。ゴム精練業界とゴム用機械業界との交流会は非常に有意義。総勢48人が出席し関心の高さがうかがえる。
JPMAの概要紹介としては、関東ゴム練り懇話会を母体に、1989年に設立されたゴム精練加工業者を中心とした団体で、現在正会員25社賛助会員2社が加盟している。当工業会は、会員各社の経営近代化、技術・技能の向上を通してコンプライアンスを厳守し、業界の健全な発展に努めている。一環として安全、衛生、環境などの情報交換も行っている。
主要な活動は毎年開催の定期・臨時総会、講演会・研修会などで、業界のレベルアップを図るとともに、懇親会で会員相互の親睦を深めている。加えて、私は会長就任に際し①ゴム業界で存在感のある工業会にする②会員にとって魅力のある工業会にする③顧客から信頼される工業会にする――の3項目の目標を掲げており、これらの達成に向け会員とともに努力している」とあいさつした。

あいさつする山中JRM会長
続いて山中JRM会長が「当会は2000年設立の、国内ゴム材料関連の機械メーカーを中心とした団体で、現在21社が加盟している。当会はゴム用機械メーカーおよび業界の技術向上や研究開発、健全な発展、社会的地位の向上、会員相互の情報交換と懇親、行政府への提言を目的に活動している。
活動内容としては例会、講演会、情報交換会、研修会などの開催に加え、各種調査・報告・提言・統計協力、業界標準規格作成などを実施している。今日の交流会開催により、他団体との交流も活動内容に加わった」とあいさつした。
引き続きJRM会員のうち、近江度量衡、関西ロール、ダイハン、中田エンヂニアリング、中山商店、ミクロ電子、三葉製作所、ショージ、荻野精機製作所、三友工業、松田製作所、日本スピンドル製造の担当者が自社紹介を行った。
次に事前に実施したアンケートによる「ゴム用機械に対する要望」について、人材不足を解消する自動化設備などを紹介して欲しい、ロール工程の自動化装置があればその種類と方法が知りたい、A練りとB練りのワンステージ練りに適した混練機とその方法は、などの要望や意見が寄せられた。
「交流会」の後「懇親会」が17時30分から19時まで開催された。冒頭髙木JRM前会長が乾杯に立ち「ユーザーの意見を直接聞くことができる交流会は、大変貴重で有意義な機会。今日の意見などを、今後の製品開発に活用していきたい」とあいさつし、懇親に入った。中締めは畑中康平JPMA前会長(角一ゴム工業社長)が「ゴム用各種機械が無いと我々は混練ができず、ゴム製品の生産が不可能だ。今後とも交流を深めていきたい」とあいさつと一本締めを行い、閉会した。
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