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「SDGsへの取り組み」を考える、ポスティ馬場社長が講演

日本ゴム機械懇話会、「第46回例会」を開催

その他 2023-10-23

 日本ゴム機械懇話会(JRM、山中亨会長=ミクロ電子社長)は10月18日、福島県西白河郡のグランドエクシブ那須白河で、第46回例会を開催した。今回は会員企業22社から25人が参加した。

あいさつする山中会長


 例会では鈴木康三会計監査(松田製作所社長)が司会を担当、森大作副会長(ダイハン社長)の開会の辞の後、山中会長があいさつに立ち「各方面から景気回復の声も聞こえるが、我々中小企業としてはまだ先行きが見えない状態だ。そんな状況下だが、会の活動を通して情報を共有しながら前に進んでいきたい。最近思うことは若い世代の台頭で、スポーツではバスケットやバレーボール、野球では大谷翔平選手に代表されるように、世界でのその活躍ぶりは素晴らしく、勇気をもらえる。我々も負けないように頑張って、逆に若い世代を鼓舞できるよう先頭に立っていきたいと思う」と述べた。

 引き続き、参加企業各社から近況報告がなされた。いまだ原材料費の高止まりや、高騰の影響を受け、「利幅の減少や見積りについては慎重に見極める必要がある」「受注までのスパンが長かったり、ゴム製品メーカーからの新規発注がない」などの課題点もある一方、「EV化や環境対応に向けた機械では新規獲得があり、EV化は部品によっては中小企業にとってチャンスもある」など期待する面も述べられ、多くの事例が挙げられた。

 また、講演の部ではポスティコーポレーションの馬場孝仁社長が「ゴム業界のSDGsの取り組みについて」をテーマに①SDGsの基本的な考え方②ゴム業界のSDGsの取り組み事例③SDGsの気付きと次世代に選ばれる企業――について講演した。

 引き続き、会員各社から自社のSDGsへの取り組み状況について意見交換が活発に行われ、副会長会社の中山商店石川原圭事業責任者の閉会の辞で例会は終了。会場を変えて懇親会に移った。

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