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概ね回復基調との報告

日本ゴム機械懇話会、第40回例会を開催

その他 2017-11-13

例会風景


 日本ゴム機械懇話会(略称JRM、会長/高木康彦・関西ロール社長)の「例会」が11月8日、山梨県の富士河口湖町のエクシブ山中湖で会員21社中17社・18人が出席のもと開催された。春の総会、秋の例会と通算して第40回目の会合となる。

 山中亨副会長(ミクロ電子代表取締役)の司会進行のもと、高木会長があいさつ(別項)に立ち、その後今回出席の会員企業会社から近況報告が行われた。

 それによると昨年に比較し、概ね受注が回復基調にあり、特に一般工業用・産業用ゴム製品分野が活況で計測関連設備とともに自動化推進が追い風となり、2桁成長を見せている企業も多かった。

 一方、「繁忙であった反面、外注率を高めての対応や、残業時間が増加するなど、収益面を圧迫する材料も多く、改善が必要」などと、各社共通した課題点も浮き彫りとなった。

 引き続き、元豊田合成・天津星光総経理の川原充氏を講師に招いて「海外拠点の経営課題への取り組み(労務問題からの改革事例)」をテーマに講演会が開催された。

 川原氏は、中国赴任時代に経験した労働争議を例に、グローバルに拠点を持つ企業の想定カリキュラムに沿いつつも現場での正しい情報収集と現場での対話を通して丸1日で解決に導いたエピソードを核に、国内外問わず通じる安定した労務問題の解決について体験から導いた秘訣など語った。

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