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モノマテリアル食品包材の需要拡大に対応

三井化学、ポリウレタンディスパージョンの生産能力を増強

原材料 2023-08-18

 三井化学は、環境対応ニーズの高まりによるモノマテリアル食品包材の需要拡大に対応するため、ポリウレタンディスパージョン(PUD:製品名タケラックPUD)の生産能力を増強する。具体的には三井化学エムシー(三井化学100%出資)の清水工場にPUD生産設備を増設する。これにより、国内での生産能力は約2倍となる見込み。2024年2月着工、2025年4月完工、営業運転開始2025年6月を予定している。

三井化学エムシー外観


 タケラックPUD は、耐熱性、高温度下における高いガスバリア性、耐摩擦堅牢性に優れた水系樹脂。環境対応製品として、塗料・コーティング剤・接着剤・バインダー・樹脂改質剤・収束剤・繊維加工分野などで幅広く使用されている。近年、環境対応ニーズの高まりにより、リサイクル可能なモノマテリアル食品包装用バリアコーティング材として、欧州を中心に需要が拡大してきた。

 今後もモノマテリアル包材への需要拡大が見込まれることから、供給体制の構築を積極的に対応していく。

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