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日本ゼオンと住友化学のS-SBR事業統合会社

ZSエラストマー、4月3日から営業開始

原材料 2017-03-17

 日本ゼオンと住友化学は3月17日、溶液重合スチレンブタジエンゴム(S-SBR)の事業統合会社「ZSエラストマー」(ZSE)が4月3日から営業を開始すると発表した。ZSEは国内外の関係当局の認可を取得。日本ゼオン、住友化学のS-SBR事業に関する販売、研究開発機能を受け継ぐ。また、シンガポールにある両社の子会社が製造する製品についても、ZSEが購入し販売する。

 ZSEは資本金が4億5,000万円で、出資比率は日本ゼオンが60%、住友化学が40%。代表取締役社長には日本ゼオンの伊藤敬取締役執行役員・CSR推進本部長兼CSR統括部門長兼物流統括部門長が、代表取締役副社長には住友化学の福山昌弘合成ゴム事業部長が就任する。本社は日本ゼオンと同住所の東京都千代田区丸の内1-6-2。

 ZSEでは、日本ゼオン、住友化学両社の技術融合による新製品開発やさらなるコスト競争力の強化、安定供給の確保などシナジー効果の最大化を図ることで、S-SBR事業の拡大を目指す。

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