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【新社長インタビュー】

倉敷化工社長竹下仁氏、開発力の向上はかる

工業用品 2017-10-02


 6月29日付けで就任した倉敷化工の竹下仁(たけした・ひとし)社長。親会社であるマツダ在籍時は、商品開発部門を長く担当し、マツダのモノづくりの中枢を歩んできた。倉敷化工では、これまでの経験を生かし、トップとして、モノづくり力の向上や製品開発に対する意識改革に取り組んでいく決意だ。

 ■社長就任の抱負
 マツダでは入社以来35年間、開発畑を歩んできた。入社後、設計部門からスタートし、さまざまな商品開発プロジェクトを担当し、最後は商品本部長を3年ほど務めた。倉敷化工の社長は代々マツダから来ているが、開発畑から来たのは私が初めてだ。倉敷化工では、こうした自身の経歴・経験を生かし、開発力をさらに向上させていきたい。ただ指示されたようにモノを作るのではなく、自動車メーカーに対して提案していけるような力をつけていきたい。全社を上げてモノづくり強化に取り組もうとしている時期に、私が社長に就任したのも何かの縁かもしれない。

 社長としての重要な仕事は、倉敷化工を安定成長させることだと思っている。当社はリーマン・ショク以降、安定した業績を続けているが、これから先も、もっと安定して利益を出せる企業体質に改善していきたいと思っている。

 自動車業界というのは、色々と浮き沈みもある。当社のような自動車部品メーカーは、自動車メーカーの生産台数に業績を左右される。今は好調だったとしても、この先、何が起こるかわからない。だから、何があっても、しっかりと踏ん張れるような会社にしていかなければならない。

 ■社員に求めたいこと
 社長就任後、社員には、私がマツダで35年間学んできたこと、大切にしてきたことを伝えている。彼らに話したのは次の4つのことだ。そのひとつが「理想を追求する」こと。これは目の前の問題に対処するだけでなく、これから先、自分はどうあるべきかという理想像を描いて、それを実現するために仕事に取り組んで欲しいということだ。

 2つ目が「PCDAのPlanを重視する」ということ。PCDAを回すとよく言うが、私は特に「P」であるPlan(計画)が一番大切だと考えている。計画がしっかりしていない状態で、実行(D・Do)に移すと判断を誤ったりすることもある。だからじっくり話し合い計画を練ってから、「D」に進む必要がある。

 3つ目が「コミュニケーションを大切にする」こと。これは、上下関係や各部署とのコミュニケーションを緊密にし、互いに意思の疎通をはかることが重要であるということ。

 4つ目が「人財が企業の力」ということ。企業活動を行うのは、設備や立派な建物やツールではなくて、すべて「人」である。だから「人」が大切で、「人」が重要であるということを社員に言い聞かせた。

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