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今期売上高は124億円、1.3%減を計画

弘進ゴム17年5月期、車・建機向け好調で化工品伸びる

タイヤ 2017-10-02

 弘進ゴムの17年5月期業績は、売上高が125億6,700万円で前期比1.4%減と前年を下回ったものの、利益は前年を上回り、減収増益だった。

 部門別売上高では、シューズ・ウェア(SW)は72億5,200万円で同5.8%減。値上げの影響で、主力のゴム長靴が減少した。

 化工品は53億1,500万円で同5.5%増。そのうち工業用品は37億9,200万円で同4.8%増、産業資材が15億2,300万円で同7.4%増。自動車、建機向け部品が増加し、ゴムホース、曲管等を生産する北陸工場(トヤマ弘進)はフル生産が継続した。

 18年5月期の売上高は124億円で前期比1.3%減を計画。

 部門別売上高は、SWが73億5,000万円で同1.3%増。高品質を武器に、前期に落とした市場の開拓で増収を図る。

 化工品は50億5,000万円で同5.0%減、そのうち工業用品が36億7,400万円で同3.1%減、産業資材が13億7,600万円で同9.7%減。工業用品は、計画段階では需要先が厳しい見通しを立てており、その動向を加味したが、足元では建機などの需要が依然好調で「第1四半期は計画数字を上回っている」(西井英正社長)。

 一方、産業資材は除染向けのフレキシブルコンテナ需要が終了したことに加え、昨年度にあった大きな物件ものがなく、前年度を下回る見込み。

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