「ゴムの原材料市況動向」演題に
墨東ゴム工業会、三木会を開催
工業用品 New! 2026-05-26
墨東ゴム工業会(霜田知久会長=霜田ゴム工業社長)は5月19日、すみだ生涯学習センター(東京都墨田区)で、新年度最初の「三木会」を開催した。


あいさつする霜田会長

講演する加藤社長
加藤事務所の加藤進一社長を講師に「最近のゴム原材料需給動向~イラン戦争を踏まえた見通し~」と題した講演が行われた。加藤社長には、総会の際に講演を依頼していたが、前年から正会員・賛助会員企業の営業および調達部門の社員主体に、幅広く参加の機会を設けるため、総会の時期をずらし5月の講演となった。これにより33社・56人と多くの参加者が出席した。
加藤社長は、①最近のゴム原材料市況の動向②イラン戦争を踏まえた見通し③ゴム業界の最近の動き④生成AIの活用―の項目ごとに、図表や掲載記事を交えて解説した。
加藤社長は「原材料のマーケット概要」に関して、イラン戦争によりホルムズ海峡が封鎖され、中近東からの原油、ナフサ供給が止まり、ナフサ価格が高騰。これにより、合成ゴム、溶剤、その他化学品の大幅値上げが始まった。今後はいつ価格が下がるかがポイントとなると解説。
「合成ゴム各社の状況」に関しては、各社の状況を踏まえ、ナフサ供給は従来よりも少ない。今後原油精製を増やせば、7月末まで供給は問題ないが、各社改定をしているため価格は高止まりで推移すると解説した。
「生成AIの活用」に関しては、社内教育資料や展示会プレゼン資料制作時に生成AIを活用することで人手不足を解決し、業務効率が良くなると解説。2026年11月2~6日に愛知県国際展示場で開催される「IRC2026 AICHI(2026年国際ゴム技術会議)」向けにも、生成AIを使って本会議のPR動画を日本語、英語、中国語で制作した。身近な部分から活用してほしいと実際の動画を見せながら参加者に説明した。
最後に霜田会長が「本日はホルムズ海峡の話もあり、タイムリーな講演になった。明日からの材料調達にあたって、価格交渉等の役に立てていただきたい。来年の加藤社長の講演は明るい話題になることを願う」とあいさつした。
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