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【インタビュー】藤倉ゴム工業社長森田健司氏

理念継承 海外展開強化へ

工業用品 2016-08-08


 ■課題点について
 海外売上高比率を現在の33.9%から、将来的には50%まで向上させたいと考えています。現在進めている、中国の安吉藤倉橡膠第2工場建設やFUJIKURA COMPOSITES HAIPHONG工場の拡張、5番目の拠点設立についてもその一環です。目標到達には製造品目の選定や材料調達を含む製法の確立なども必要となるので相当の時間を要しますが、その布石を打っていくことが自分の役割だと捉えています。

 ■期待する製品
 9月1日に発売する非常用マグネシウム空気電池「WattSatt(ワットサット)」には特に期待しています。ワットサットは塩水を電池に入れることで発電させる仕組みで(塩は製品に同梱)、災害時に停電した際にも簡単・便利に電源を確保できます。大容量なので1台でスマートフォン30台をフル充電できるほか、5台同時充電も可能で、充電しながらLEDランプやラジオも使用できます。災害対策や社会貢献に繋がる製品として本格的に展開していきます。

 ■社員への言葉
 若い社員にはよく、「自分の足跡(リーブ・ユア・マークス)」の話をしています。これは会社に在籍している間に、自分はこれをやってきたと話せる仕事をしようということです。会社を良い方向に変える意見であれば、生意気でも構わないので大いに発言して欲しい。実力を伸ばし、それぞれの足跡を残して欲しいと伝えています。これは当社の社風でもありますが、そうし易い雰囲気を保つため、社員とは同じ目線で接するよう心掛けています。

 ■趣味
 趣味はスポーツです。中学時代は柔道、高校時代はバレーボールでしたが、当社はゴルフ用シャフトを製造していることもあり、社内外でプレーする機会も多く今はもっぱらゴルフです。ゴルフは老若男女楽しめて、仕事でもコミュニケーションツールとして活用できますので社員にも奨励しています。

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