PAGE TOP

「推し活」テーマに幅広いユーザー層にアプローチ

宇都宮製作、「手袋廃棄ゼロ活動」で環境保全に取り組む

工業用品 2023-12-04

 宇都宮製作は「手袋廃棄ゼロ活動」(「RE Pack」と「US Pack」)を通して環境保全への取り組みに力を入れている。2021年から開始した同活動では、抜き取り検査後の、残った未使用の手袋を製品ごとに規定数量になるよう詰めなおし、社会貢献を行っている団体へ寄付している(「RE Pack」)。

「推し活」をテーマにしたポップな宣伝画像


 また「US Pack」では、同じく残った手袋を「US Pack」(同社独自の専用パッケージ)に詰め替え、X(旧ツイッター)や展示会で配布している。今年9月には、ヤンマースタジアム長居で4年ぶりに開催された「2023アンリミテッド スポーツ フェスティバル」に出展し、これらの手袋を配布した。会場では100人以上、会場に足を運べないユーザー向けに実施したXでのキャンペーンでは50人と、総勢約150人以上に同社の手袋を配布した。

 2022年には、Xを通じて「手袋廃棄ゼロ活動」の定期的なキャンペーンを開始した。今年も、9月25日~10月9日に「あなたの推し手袋はどれ?OOしか勝たん!キャンペーン」というテーマで13回目のキャンペーンを実施。「推し活」と絡めたキャンペーンの実施は同社初の試みだ。天然ゴム、ニトリルゴム、ポリエチレン、ビニールの4種類の素材の中から”推し手袋”を選んでもらい、抽選を実施する。キャンペーンの宣伝画像にはポップな色合いとイラストを採用し、環境保全への取り組みに力を入れつつ、より幅広いユーザー層からの注目獲得も期待する。

 環境保全への取り組みに積極的な姿勢を見せる同社は、「手袋メーカーとして、環境負荷を減らしながら、ユーザーの安全・衛生も守れたら良いと考えている」(同)と話す。

 また、同社は12月11日ごろから新しくキャンペーンを実施予定。応募条件などの詳細は同社のXアカウント(宇都宮製作_SNS部@SNS29497006)から確認が可能となっている。

人気連載

  • マーケット
  • ゴム業界の常識
  • 海から考えるカーボンニュートラル
  • つたえること・つたわるもの
  • ベルギー
  • 気になったので聞いてみた
  • とある市場の天然ゴム先物