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新型肺炎の影響は不透明さ増す

タイヤ4社は10日の再稼働見込む

その他 2020-02-06

 新型コロナウイルスに伴う肺炎の影響が不透明さを増している。

 中国に工場を持つ国内タイヤメーカー4社は中国政府や地方政府の方針に従い、2月9日まで全工場を操業停止、10日の再稼働を見込んでいる(ブリヂストンの武漢工場は13日まで操業停止)。ただ、再稼働も不確実だ。「自動車メーカーの操業具合を見ながらの稼働になるだろうが、原材料はどうか、物流は果たして動くのかなど、先行きが見えていない。政府の方針が変更される可能性もある。今は情報収集に努めている」(タイヤメーカー)。

 工業用品では、中国に工場を持つ藤倉コンポジットが2月6日、現地従業員の帰宅が抑制されていること等を理由に、工場の操業開始日を従来の10日から17日に変更すると発表した。

 また、宇都宮製作は2月3日、各省での道路封鎖、内外への行き来禁止、交通機関規制などにより今後の入荷目途が立たないことを理由に、中国で生産されているマスクを中心とした衛生製品の出荷規制を明らかにしている。

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