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エアバッグやハンドルの販売を拡大

豊田合成、ブラジルでセーフティシステム製品を増強

工業用品 2023-03-28

 豊田合成は、南米におけるエアバッグなどのセーフティシステム製品の販売拡大に対応するため、ブラジルのグループ会社であるGDBRインダストリアコメルシオ(GDBR)の生産能力を増強する。


 投資額は5,600万レアル(約14億円)で、これにより資本金を現在の9,000万レアルから1億1,800万レアルに増資すると共に、建屋面積を現在の1万8,000平方メートルから約2万2,800平方メートルに拡張し、エアバッグやハンドル用の設備を導入して生産能力を高めるほか、既存の工場も含めてレイアウトを最適化することで生産性向上を図る。なお、拡張部分は2024年12月からの稼働を予定している。

 GDBRは、同社グループにとってのブラジル初の拠点で2015年に自動車部品の生産を開始して以来、内外装部品やドア・窓枠のシーリング用ゴム部品(ウェザストリップ製品)を中心に生産・販売を拡大してきた。今後も持続的な成長が見込まれる南米市場で同社の主力製品であるセーフティシステム製品を主軸にカーメーカーのニーズに応え、さらなる事業成長を目指していく。

 ■GDBRの概要
 ◇設立=2013年3月◇所在地=ブラジル連邦共和国サンパウロ州イタペチニンガ市◇土地面積=約22万平方メートル◇生産品目=セーフティシステム製品(運転席・助手席用エアバッグ、サイドエアバッグ、ハンドル)/内外装部品(インストルメントパネル構成部品)/ウェザストリップ製品(ガラスラン、ドアウェザストリップ)◇従業員数=449人(2023年1月末)◇導入設備=エアバッグの組付装置、ハンドルの成形・組付装置

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