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外国人技能実習評価試験HPを紹介

墨東ゴム工業会、「三木会」を開催

工業用品 2022-06-27

 墨東ゴム工業会(霜田知久会長=霜田ゴム工業社長)は6月21日、東京・東向島のすみだ生涯学習センターで、「三木会」を開催した。今回は日本ゴム工業会事務局長の小林伸也氏が外国人技能実習制度に関する「ゴム製品製造職種技能実習評価試験ホームページ」についての紹介を行い、会員など27人が参加した。

あいさつする霜田会長


 冒頭、霜田会長が「外国人技能実習制度は我が国の技術を発展途上国のひとづくり、ものづくりに役立てることを目的としており、正規に海外の方を迎え、長期にわたり技術の指導ができる。今日は小林様に同制度のご説明をして頂くので、是非役立ててほしい」とあいさつした。

 続いて、小林氏が登壇し、始めに同制度の概要を説明した。同氏は「ゴム業種は工程が複雑で様々な製品があり、ノウハウも多種多様で整理が難しいという点から同制度の枠に入っていなかったが、日本ゴム工業会のノウハウを結集し、約3年間の活動を経て、2021年3月16日に省令認定を実現。それにより、①混練り圧延加工作業②押出し加工作業③成形加工作業④複合積層加工作業の4作業で外国人技能実習生の受入れが可能になった。同制度は、『送り出し国』『技能実習生』『受入れ企業』3者にメリットがあることから、ゴム業界として本制度を拡充することを日本ゴム工業会の重要なテーマに据えている」と語った。

 その後、同工業会のゴム製品製造職種技能実習評価試験のホームページについて紹介した。掲載ページでは受検内容から料金、手続きおよび申込書など13項目に分類し分かりやすく説明。申請から合否連絡までの流れはもちろん、必要書類の記入例や関連サイトへのリンクなど、必要な情報にたどり着きやすいよう工夫されている。

 小林氏はこれらを解説した後、「沢山の技能実習生にゴム製品製造への技術・技能・知識をしっかり伝承していくことで、海外への経済発展に貢献していく。是非技能実習制度の活用を前向きにご検討願いたい」と結んだ。

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