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30年までにCO2排出量を38%削減

バンドー化学、カーボンニュートラル実現を目指した目標を設定

工業用品 2022-05-19

 バンドー化学は、2050年までにバンドーグループのCO2排出量を実質ゼロにするカーボンニュートラル実現に向けて、2030年までに燃料使用および電力に由来するCO2排出量を2013年度比38%削減する目標(同社単体)を設定した。

 同社はCO2排出の削減に向け、事業拠点における燃料転換やLED照明、高効率ボイラーの導入など高効率設備への更新に取り組んでいるほか、物流においても、モーダルシフトや共同配送、ミルクラン等を取り入れている。加えて、ESCO事業や二国間クレジットなど新たな手法も積極的に導入してきた。

 これら一連の取り組みにより、2020年度のCO2排出量は4万1,791t(1990年度比30%削減)と、「CO2排出量を2020年度までに1990年度(5万9,802t)比20%削減する」という「2020年度目標」を達成している。

 また、2020年度には2019年に策定した「CO2排出量を2030年度までに2013年度(5万4,703t)比18%削減する」という「2030年度目標」の達成に向けたロードマップを策定したが、より高い目標水準が日本政府から公表されたことを踏まえ、目標設定を見直した。

 今後も、省エネ設備などの導入等を計画的に進めるとともに、エネルギー転換や工程改善による効率的なものづくりを進めるなど、目標達成に向けた取り組みを加速していく。

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