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3年ぶりのプラスに

2021年のゴムホース、生産量11.8%増、出荷金額11.1%増

工業用品 2022-03-02

 経済産業省統計をもとに日本ゴムホース工業会がまとめた2021年のゴムホースの出荷実績は、生産量(新ゴム量)が3万2,390トンで前年比11.8%増、出荷金額が1,388億1,200万円で同11.1%増となった。生産量、出荷金額ともにコロナによる落ち込みから回復し、3年ぶりにプラスに転じた。

 品種別では、構成比の7割ほどを占める自動車用は、生産量が2万2,667トンで同10.6%増、出荷金額が1,039億9,900万円で同11.4%増と2ケタ増加した。生産量は、需要先である自動車がコロナ禍の影響を受け生産減少した前年から順調に回復したことで、2月から8月までプラスで推移。9月、10月は半導体をはじめとする部品不足による自動車減産の影響で、前年実績を下回ったものの、年間では前年実績を上回った。出荷金額も同様の動きで、生産量、出荷金額ともに年間を通じておおむね堅調に推移した。

 高圧用は生産量が4,716トンで同29.8%増、出荷金額が188億8,000万円で同25.2%増と大幅に伸長。大口需要先の土木建設機械や工作機械の生産が好調で需要を押し上げた。特に建機は、北米においてコロナ禍に伴う在宅勤務の普及により、郊外の新築戸建住宅需要が好調で、宅地開発で使用されるミニショベルやホイールローダ向けの高圧ホース需要も伸びているという。月別の生産量は2月から12月まで11カ月連続、出荷金額は年間を通じて前年同月実績を上回った。

 その他用は生産量が5,007トンで同3.0%増、出荷金額が159億3,300万円で同3.2%減。その他用はプロジェクト向け大口径ホースのスポット案件の有無で数字が大きく変動するが、それを除くと大きなアップダウンは少ない。

 2021年のゴムホース輸出額は461億800万円で同29.6%増。構成比の85.7%を占めるアジア、北アメリカ州、ヨーロッパ州はそれぞれ同27.2%増、同26.4%増、同44.9%増と大幅に増加したほか、その他全地域で前年実績を上回った。輸入額は151億7,800万円で同28.1%増。構成比の78.3%を占めるアジアで同32.7%と大幅に増加したほか、比較的金額の大きい北アメリカ州で同34.5%の大幅増、ヨーロッパ州では同1.5%の微増となった。

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