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「歯付ベルトの多様な材質の特徴と使用事例」テーマに

バンドー化学、ウェビナーを開催

工業用品 2022-03-02

 バンドー化学は2月21日、「歯付ベルトの多様な材質の特徴と使用事例」をテーマにしたウェビナーを開催した。

ウェビナーの様子


 当日は明石貴光産業資材事業部営業部伝動営業グループグループ長が講師となり、歯付ベルトに使用される基本的な材質や特徴。ベルト仕様と使用用途などを解説した。

 ウェビナーでは、「伝動ベルトとは何か?」から始まり、その種類として、「摩擦ベルト」や「歯付ベルト」があること、その歯付ベルトに用いられる「歯」の種類や歯に用いられるゴムやポリウレタンの種類ならびに選択した材質によって得られる効果、歯付ベルトの構造などを説明。

 その後、同社の歯付ベルト開発の変遷(シンクロベルト→スーパートルクシンクロベルト→ハイパフォーマンススーパートルクシンクロベルト→Ceptor-Ⅵ→Ceptor-Ⅹ→Ceptor-ⅩPLUS)を解説。Ceptor-Ⅹシリーズは、従来品から①伝動容量②ベルト弾性率③スキップトルク④レスポンス特性⑤ゴム落ち性を向上させた画期的歯付ベルトで、産業用ロボット分野などにおける小型化、高精度化に対応する。

 また、ウレタン歯付ベルト(熱硬化・熱可塑)の特徴なども合わせて解説した。

 歯付ベルトの使用事例としては、産業用ロボットや自動ドアなどの産業機械市場、プリンタ・コピー機やATMなどのOA/金融/カメラ市場、半導体/搬送市場などが紹介された。

 最後に行われた質疑応答では、参加者から多くの質問が寄せられ、ウェビナーは盛況のうちに終了した。

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